国内英語検定試験の中でも、特に難易度が高いとの評価を頂いている国連英検の最上位級特A級。合格には語学力に加え世界情勢に関する幅広い見識や論理的思考、そしてそれらを伝える表現力が求められる文字通り特別なクラス。

当ページでは国連英検特A級に合格された方々から合格を目指す方々へのメッセージを紹介します。

2007年度第2回試験 合格者

東 実希 さん

[合格コメント]

単語力・文法力だけでなく幅広い国際関係の知識を問われることが国連英検の特徴です。
日本の新聞やニュースだけでは専門的な英単語が身に付かないので、普段から英語のニュースや新聞に目を通しておく必要があります。

チャレンジングで受ける甲斐のある検定だと思います。

伊藤 一三 さん (愛知県)

取得資格:国連英検 A級,工業英検 1級,実用英検 1級
留学経験:なし

[合格コメント]

A級を取得後、特A級に到達したいという思いが強くあって、今回頂けたことで本当に嬉しく思っています。これを機に、より一層の研鑽と知識の涵養に努め、前国連事務総長のコフィーアナン氏のように公の場でスピーチを行えるようになりたいと思っています。

一次試験では、哲学、科学、文学など幅の広い分野からの出題で、しかも文章は個人の思索を創作的に表現した独特のものです。字句の意味を正確に理解しておくことはさりながら、回答に当たっては、もてる感性を動員してあらゆる想像力を働かせる必要があります。英字新聞やタイム誌などを日頃から読み、必要な部分での精読、粗読あるいは個々人で工夫した鍛錬が必要なことを痛感しています。

課題の作文につきましては、世界の動向に関し、WTOをはじめNAFTAあるいはアジアとの経済協力など世界の協力を通して平和と発展を問うものが多いと思います。常日頃から内外の政治、経済、文化の動きにアンテナを向け、課題を想定して英文で書いてみる必要があると思います。

二次試験では、協会推奨の国連憲章などを読了したうえで、国連の関連機関に所属したつもりで現場視察を想定し、その体験報告を公の場で発表している自分をイメージしてインタービューに臨む準備をしてきました。それでも、実際のインタービューでは、発言し易い雰囲気にもかかわらず、思ったことの半分位しか述べられませんでした。

今回、特A級を頂いたお蔭で、自ら設定した次の段階に進むことができ、冒頭に記しました公の場でのスピーチを目指し、その実現のため日々の研鑽を重ねたく思っています。

河野 洋子 さん (東京都)

取得資格:実用英検 1級

[合格コメント]

「数ある英語資格試験の中で、国連英検が特徴的なのは、広い見識に立った英語力が求められる点かと思います。スキル重視の無味乾燥な客観式テストとは違って、国際的な時事問題に対して自分の意見を英語でまとめる力も要求されます。筆記試験に取り上げられる英文のジャンルも多岐にわたり、国連関連はもちろんのこと、社会問題、医療、政治、経済、教育、さらには小説などの文学作品からの出題もあります。試験問題なのに、ひとつの独立した読み物としても十分に読み応えのある面白い英文(記事)に出会える場でもある所が、この試験の魅力の一つでしょう。対策としては、新聞メディアを中心とした様々な時事英語になじんでおくこと、受容するだけではなく、情報を土台に自分の中から発信するための英語力を意識して培うことが必要です。それ自体が愉しみでもある小説等のペーパーバックの多読も、行間を読む力を養うのに有効だったかと思います。合格は確かな糧となりますが、まずは受験を志すことにより、世界に向かってより敏感にアンテナを張り巡らす大きな契機となるのではないでしょうか。」

水野 賢人 さん (東京都)

取得資格:実用英検 1級,TOEFL 643(ITP)点

[合格コメント]

まだ中学生なので国際情勢に関する知識については自信がありませんでしたが、面接では自分の知っている範囲で自分の考えや意見を論理的に展開することを心がけました。
合格通知が届いた時は 本当に嬉しかったです。

この喜びをアメリカに住んでいた時お世話になった先生に報告したいと思います。

特A級合格をはげみにこれからも勉強を重ね国際的な視野を広げていきたいと考えています。
ありがとうございました。

駒板 菜穂子 さん (東京都)

取得資格:実用英検 1級(優秀賞)
留学経験:現在、高校留学中(カナダ公立高校 Grade12)
学校名:Aldergrove Community Secondary School

[合格コメント]

最難関の国連特A級に合格することができ、心から歓声をあげています。

私が国連英検の受験を決めたのは申し込み締め切りの前日で、慌てて申し込みをした日に即テキストを購入、学習をスタートしました。予想を超える情報量に戸惑いながらも、テキストを頼りに国連についての基礎知識を集め、時事問題にも以前より興味をもつようになりました。駅で英字新聞を購入することも習慣となり、Daily Yomiuriの記事を読みながらそれに対する自分の考えをノートにまとめる、という学習方法をとりました。国連についての知識は一次試験で必ず問われるので、身につけておくことは必須です。過去問題を解いておくと、同じ質問が出題されたりもするので、とても役立ちます。後は頻出する政治的用語や経済用語を学習し、それを記述問題で語彙力として活かすことです。自分が身につけた知識をいかにフル活用するかが、一次試験を突破する鍵だと思います。

二次試験への対策としては、二次試験用のテキストのCDをi-podに入れ、何度も何度も聴きました。幸か不幸か本番では国連に関する知識はあまり問われなかったので、知識よりも、現代社会の問題をいかに理解し、自分の意見をもっているかが重要だと思いました。「あなたが今、現代社会において興味を持っていることは何ですか?」と聞かれることもあるので、自分の得意な分野を用意しておくといいです。その事柄の情勢についてよく理解し、自分なりの意見をまとめ、説明することができればいいと思います。

国連英検特A級は難関ですが、合格したときの喜びは、達成感溢れる素晴らしいものです。世界に通用する英語力と思考力を身につけるためにも、是非合格目指して頑張ってください。

山村 嘉雄 さん (埼玉県)

取得資格:TOEIC 935点,実用英検 1級,通訳ガイド試験,ビジネス英検 A級,通訳技能検定 2級,一般旅行取扱主任者試験
留学経験:20代前半で語学留学4ヶ月

[合格コメント]

1985年にA級に合格して以来、特A級は、英語学習の一つの頂点だったが、その道のりは険しく、数度の不合格通知に挑戦を諦めた時期も長かった。

人生の後半戦開始を機に、数年の充電期を経て、満を持して臨んだ今回の受験だったが、合格通知を手にするまで、2年の月日を費やしてしまった。

しかしながら、今、こうして頂から振り返ると、挑戦を断念していた時でも、失敗を糧とし、英語力の向上を人生の明確な目標として掲げ、「読み」を中心に精進してきたことが、今回の朗報につながったと感じている。

英語塾へ行くもよし、サークルで学習するもよし。しかし、揺ぎ無い英語力の構築には、眼光紙背に徹する力を、独学で身につけようという姿勢が重要だと思う。

私の英語修行もこれが終点ではない。今後も、今まで以上に、あらゆる分野の英文を黙々と読み進めるつもりである。

井上 照章 さん (広島県)

取得資格:TOEIC 945点,実用英検 1級,通訳案内士

[合格コメント]

「1次対策」

  • 英語そのものの実力を高める。その要諦は文法と語彙力。
  • 特A級受験者の文法力は既に然るべきレベルに達しているので、最後の勝負を決めるのはボキャビュラリー。
  • 語彙力アップは人間の知覚を総動員。見る聴く喋る書く。特に書くことに注力。書くことでスペルに強くなる。
  • 書きながら正しい発音、アクセントを習得。例文をベースに学習をするのがより効果的。
  • 加えて国連特有事項:国連総会、安全保障理事会、PKO等等:の勉強。
  • その知識を裏付ける方法として、日々新聞、テレビのニュースを注視、知識と見識を高める。

「2次対策」

  • 対話には話すより聴く力のほうが肝要。ヒアリングが出来なければ会話が流れない。
  • その観点よりHearing Comprehensionをより重要視したトレーニングを実践。
  • 国際政治 経済に強くなる為、新聞 テレビのニュース番組を熟読・熟視。特に英字新聞より時事用語を習得。
  • 同時に事案に対し私案として「如何なる対応を採るのか?」「その理由は?」を常に思索。
  • 実際のインタビューではユーモアの心を忘れず。笑顔での応接をしたい。緊張ばかりでは事はうまく運ばない。

「今後のこと」

  • 合格した事はよいこと。めでたい事。只これがゴールではない。勉強を怠ると翌日より実力は落ちる。
  • 特A合格者に恥じない実力保持を目的に今後とも自己研鑽に努めたい。
  • Heaven helps those who help themselves.

田中 直子 さん (北海道)

取得資格:実用英検 1級,通訳ガイド試験,通訳技能検定 2級
留学経験:オーストラリア

[合格コメント]

特A級に合格できとても嬉しく思っています。
また、この試験に向けての勉強が英語力の向上と様々な知識を増やすための良い機会になったとも思います。
一次試験に向けては速読とエッセイライティングに焦点を絞って、二次試験のためには全体の構成を意識して自分の意見を述べる練習をしました。

また、二次試験では日本をとりまく国際情勢についての知識も必要とされるため、Japan Times等 Online で読むことのできる英字新聞をチェックし、時事問題のキーワードやポイントを整理しました。

一次試験と二次試験の間に出産という人生のビッグイベントがあり、二次試験前はまとまった時間があまりとれない中での勉強でしたが、その分合格できたことへの達成感がありまた、協力してくれた家族やネイティブスピーカーの友人、知人にとても感謝しています。

林 洋美 さん (岐阜県)

[合格コメント]

2度目の受験となったが、1度目よりスコアが落ちてしまった。英語の学習には一時たりとも気を抜けないことを実感した。受験者は、自己の弱点 Speaking,Listening,Writing,Reading?を意識して、強化していく必要がある。

今村 アリサ さん (神奈川県)

取得資格:実用英検 1級,通訳技能検定 2級,通訳案内業
留学経験:なし

[合格コメント]

合格の通知を受け取ったとき、思わずピョンと跳ねてしまいました(!)一次で何度も落ちましたから、それほど嬉しかったのです。二次は幸運にも1回で合格しましたので、ここでは、あと数点がとれずに何度も苦しんだ、一次試験について主に書かせていただきます。

  1. 速度対策:問題集を何回かやり、都度ストップウォッチで計時しました。
  2. 語彙・語法・文法:未知の語彙を減らす地道な努力も必要ですが、いざというときの勘、直感や、推測力を養っておくことも大切だと思います。
  3. 長文対策:UN NewsやBBC等のサイトに目を通しました。特A級の出題内容は多岐に渡るので、ニュースだけでなく、科学雑誌や小説なども読みました。
  4. ライティング対策:どんなテーマが出てもなんとか対応できる程度になっておく必要があります。それから、日本語でいいので、自分なりの意見をまとめておく。試験中は、じっくり考えて文を練る時間は全くありません(少なくとも私は全く余裕がなかったです)ので、日ごろから、個々の国際問題について、いろんな角度からよく考えて、整理しておくといいと思います。
  5. 国連の目的や存在意義については、様々な意見があるので、一応調べたり内容を把握したりするようつとめました。また、アナン前事務総長と、バンキムン新事務総長のスピーチや発言も、チェックしました。(涙ぐむほど感動的なものもあります)。

最初は帰国子女でもなく海外長期滞在経験もないため、英語力の証明にと受け始めた特A級でしたが、世界各地で起きている紛争、貧困問題、医療問題等、解決すべき問題が山積みであることがわかり、二人の子を持つ親として、特に幼い子供達の窮状を知る度に胸が痛み、自分にも何かできることはないかと、考えるようになりました。世界への目が開かれ、現実をしることによって、自分の生き方を見直すようにさえなったのです。まさに、Think global,act local.の心境です。世界で起きている様々な問題に意識を向けさせてくれたという意味では、国連英検に感謝しています。ありがとうございました。

植木 安友香 さん (長野県)

取得資格:実用英検 1級

[合格コメント]

念願の特A級に合格でき、喜びの気持ちで一杯です。

私にとって合格への一番の糧になったのは、模擬国連での活動でした。約半年かけて1つのテーマに沿って研究をし、それにもとづいて担当国の大使を演じるという作業によって、様々な国際問題に関する知識はもちろん、各国の外交態度や国家間のパワーバランス等、ただ勉強していたのではなかなか見えてこない政治的側面についても理解を深めることができました。その中で、1つの問題に対してあらゆる視点を持って取り組んでいくという力がついたと思います。

特に2次試験では思考力が試されます。自分の意見を述べられるようにするもの大切ですが、では その事柄に関して国連はどのような働きができるのか、日本の役割はどうなのか、等 多角的な思考訓練もしておくと良いのだろうと感じました。

最後になりましたが、今まで温かく見守ってくれた家族や先生方、友人たちにこの場を借りて心から感謝したいと思います。これからも期待に応えられるように頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。

大久保 泉 さん (東京都)

海外経験:留学(修士課程)
勤務経験:在米日系テレビ局および、在北京アメリカ大使館広報部

[合格コメント]

英語圏での生活を終え、2007年の夏から久しぶりに日本生活を再開したとき、「英語はどの程度話せますか。検定は持っていますか」という質問を多く受けました。そこで、数ある検定の中から、「英語を道具として使う事」を趣旨とした、国連英検特A級を受けてみる事にしました。勉強する材料は、日常生活に根付いた新聞やニュースそして雑誌などという点も、この検定の良い所だと思います。

英語はあくまでも「ハードウエア」であり、それを使って何を出せるか、という「ソフト」の部分を磨く事が大切だ、と常々感じて生活してきました。そこで、今回の試験準備も、たった1ヶ月足らずの短い期間しかありませんでしたが、IPODで国連本部のWEBSITEが出しているポッドキャストや、BBC、エコノミスト、アメリカのABCNEWSとNBCNEWSの日曜討論番組などを聞きました。これらは、とくに二次試験の役に立つと思います。二次試験では、アメリカ大統領選挙のことや、北朝鮮の非核化を模索する6カ国協議の日本の立場や、アメリカの立場などを、外務省の大使経験者(だろうと思います)の方とイギリス系の試験官とで、意見交換をした15分間でした。ディスカッション、という姿勢で臨んだ二次は、総合評価で10点をいただきました。

前後しますが、私にとっては、1次試験の方が重かったです。とにかく読む量が多いこと。語彙の量が豊富でないと難しいと感じました。語彙の難易度は、たとえばTimeなどに出てくるものより遥に高い、とも感じました。それでも、EconomistやForeign Affairsなどの雑誌は有益だと思います。指定のテキストは、国連の知識を高める勉強材料としてだけでなく、読み物としても、目を通すと良いと感じました。

末筆ながら、二次試験を担当してくださった、試験官のお二人に、心から感謝したいと思います。試験であることを忘れそうになるほど、会話を楽しみ、意見交換が出来た事は、とても良い思い出になりました。

英語は「使うべきもの」であり、「勉強科目では終わらせない」、ということを実践する国連英検の意義が、ともすれば「得点主義」に偏りがちな日本の英語教育姿勢に、より深く浸透することを願っています。

大久保 雄大 さん (東京都)

取得資格:TOEIC 970点,実用英検 1級
留学経験:なし

[合格コメント]

  1. 受験の動機・きっかけ:

    (1)国連英検は、かつて学生時代に受験したことがあったが、A級合格にまでにしか至らず、社会人となった後は、再度チャレンジしたいと絶えず気にかけながらも、仕事の忙しさにかまけて、受験する機会を逸してしまっていた。その後、仕事の関係で、長らく外国に滞在していたが、いずれも英語圏ではなく、仕事上、どうにかこうにか英語を操っていた程度であり、自分は英語ができると胸を張って言えるほどの状態では、お世辞にもなかった。最後の滞在国から、昨年9月に帰国したばかりであり、自分の現在の関心は、専ら、どうやって自分の英語力を維持するかと言うことに向けられていた。

    (2)そう言う訳で、帰国後より現在に至るまで、英検、TOEICと、英語の試験を受けまくってきており、国連英検の受験も、その一環であった。特に、国連英検特A級は、英検1級とともに、それぞれの検定試験の最高峰であるとともに、前述したとおり、学生時代からの宿題であるという思いもあり、絶対合格するぞ、という息込みで受験準備及び当日の試験に臨んだ。

    (3)昨年の10月から11月にかけて、前述したいくつかの英語試験の日程が立て込んでいたので、その間は、毎週末毎に、何らかの試験を受けており、一つの試験が終わったら、また次の試験へと、試験に絶えず追われている感があった。しかも、国連英検、英検、TOEICとの間で、それぞれ内容や方式が大きく違っており、それぞれの試験のために、独特の準備(いわゆる傾向と対策)をしなければならなかったのが、今でも、自分にとって、かなりのプレッシャーに襲われた「受験地獄」の思い出として脳裏に刻まれている。

    (4)確かに、これらの英語試験の受験に当たっては、英語の実力そのもののみならず、いわゆる「傾向と対策」が大きくものを言う。そのためには、事前に十分な情報を収集しなければならないし、それぞれ独特の心構えや具体的な準備を必要とする。以下、あくまでも、有難くも合格させて頂いた者の一人として、国連英検特A級の合格体験記を綴るところ、皆様の御参考になれば幸いです。

  2. 一次試験対策:

    (1)準備段階:

    (イ)とにかく、試験内容を始めとする情報集めからしないと始まらない(情報集めの重要性は、二次試験にも当てはまる)。問題の内容と形式、問題数、エッセイ問題の制限字数や、二次試験では、インタヴューの時間等についてである。特に、エッセイ問題の字数制限の様に、実施年度によって変わりうる要素には要注意である。

    (ロ)まず、私なりの攻略法としては、教材は、三修社の3点セット(「国連英検特A級・A級対策(以下、「対策」と記す。)」、「国連英検過去問題集特A級/A級(以下、「過去問題集」と記す。)」及び「わかりやすい国連の活動と世界(以下、「TGUN」と記す。)」)を、最初に何回も繰り返し読み、国連英検の問題に徹底的に馴染んだことである。その意味では「習うより慣れろ」である。特に、「対策」は、徹底的に読み込んだ。試験の流れを頭に入れてしまうと、本番の試験の際の緊張感や抵抗感が和らぎ、余力を、その分、試験の問題自体に集中できる。本試験の様に、問題数が非常に多く、速読、速解、速答が求められる試験に於いては、尚更である。なお、「対策」の最終章の「必須語彙」は非常に役に立つので、この受験の機会に一気に身につけてしまいたい。

    (ハ)他方、「TGUN」は、純粋に知識を習得するための教本であるが、国連の知識は、一次試験では10点と少なからず比重を占めるとともに、正確に知識を身に付けておけば、確実にポイントが取得できる部分なので、準備し甲斐があると思い、何回も読み込んだ。但し、反省点もあり、とにかく内容が多いので、直前に読み込んだ際には、英語版を繰り返し読むのが億劫となり、日本語版の方に頼ってしまった感がある。

    (ニ)他方、「過去問題集」は、パラパラとめくる程度で、試験の感じをつかむための参考としてのみ使った。今から思えば、やはり、この「過去問題集」を使いつつ、自分で時間を計って、模擬試験を行っておいた方が良かったと反省している。

    (ホ)エッセイ問題の準備としては、まず、受験の申し込みと同時に、そのための専用ノートを一冊買った。そこに、過去に出題された問題(「対策」及び「過去問題集」等から情報収集した)を、見開き2ページに1題ずづリストアップし、その題の下に、書くべきことをポイントだけ書く練習をした。これは、上記の「過去問題集」と同様の反省点であるが、作文の練習は、本番さながらに、問題と字数と時間を予め決めて、フルで模擬試験をやっておくべきだったと思っている。因みに、上記の練習は、問題が出されるとともに、何か主張すべき点を、直ちに2-3ポイント挙げられるようになることを目指すという観点から、二次試験のインタヴュー対策としても極めて有用であると思う。

    (2)試験当日:

    (イ)あらかじめ決めていた時間配分に沿って(読解問題は、一問当たり、1分15秒を目標とし、他方、エッセイ問題には、20分を配分することを、予め決めていた)、とにかく、速読、速解、速答に努力した。これらの要素がモノを言うので、一つの問題が解けないといって、その問題ばかりに時間をかけているわけにも行かず、わからない問題には、すぐ見切りを付けて、次の問題に取り掛かることが必要だと思う。他方、すぐ諦めてしまう癖がついてもマイナスなので、「1」集中して一つの問題に取り組む「根気」と、「2」問題が難しく、長い時間がかかるようだったら、ある程度のところで「見切り」を付けて、次の問題に進む「勇気」の2つの、一見相矛盾する要求の間のバランスをとることが必要である。

    (ロ)私は、エッセイ問題には、前述のとおり、100分間のうち20分間を当てる予定であったが、読解問題を解いているうちに、時間が押せ押せになってきて、結局、10分間くらいしか当てられず、悔しい思いをしたという反省もある。エッセイ問題は配点が大きいので(100点中20点)、しっかり時間をかけて、構成の練れた良い答案を書くことが必要なので、むしろ、試験の冒頭に集中して、20分間くらい投入して書き、残りを読解に当てた方が、作戦としては良いかもしれない。(これは自分も行ったことであるが、)最後に書くのなら、試験の冒頭に、エッセイ問題の課題を確認して、試験時間中、その課題を常に頭の隅に置いて、潜在意識の中で、自分の主張の構成などを練っておくと、試験の最後に作文する段階なって戸惑うことが少ないように思われる。

    (ハ)試験終了後は、読解問題をいくつかスキップしたこと、エッセイ問題に、あまり時間をかけられず、はっきり言って、余り練れていないものになってしまったという後悔もあり、不合格を覚悟していた。

    (3)結果通知:

    12月6日、有難いことに、合格通知を頂いた。お世辞にも高得点合格ではなかったが、受かる自信はさらさら無かったので意外であったこと、受かるつもりが無く、それまで、二次試験用の対策を全くしていなかったので、急遽慌てて、二次試験の準備に突入せざるを得なかったことから、一次試験に受かった喜びも、つかの間であった。

  3. 二次試験対策:

    (1)準備段階:

    (イ)ここでも、一次試験同様、試験内容・形式・時間等々に関する情報集めがカギとなる。自分の行ったことは、大別して3つある。

    (ロ)まずは、一次試験のエッセイ問題同様、ノートを一冊買った。そこに、過去に出題された質問を、見開き2ページに1題ずつリストアップし、その題の下に、主張すべきことを、ポイントだけ書く練習をした。過去に出題された質問については、「対策」等々の他に、ネット上の「国連英検の部屋」のサイトが、非常に役立った。同サイトは、試験の雰囲気を掴む上でも、優れたサイトであり、強くお薦めする。

    (ハ)次に、「対策」の巻末についているインタヴュー・シートをA4にコピーし、そこに必要事項を書き込み、通勤の電車の中で読み込むとともに、インタヴュー試験を想定しながら、仮想練習を行った。必要事項は、仮想練習に伴い、時々アップ・デートしながら、自分のものにし、少なくとも、これらの事項については、試験官から、何をどの角度から突っ込まれても、答えられるように、と努力した。

    (ニ)最後に、何と言っても、インタヴューの模擬試験を、本番さながらに練習させてくれたことについて、代々木上原にあるインタヴュー試験専門の英語学校「テソーラスハウス」に最大の感謝を捧げたい。特に、小林校長先生や事務局の皆様、そして、実際に模擬練習を懇切丁寧に行なってくれたクリス・リー先生には感謝しても感謝尽くせないほどお世話になった。東京近郊に御在住の方には、同校を是非お薦めしたい。

    (ホ)国連英検の二次試験は、やはり、国際時事問題がメインに出題される。国連を始め、日米関係や東アジア情勢等我が国が直接関係する国際問題が多いと聞いており、実際、自分のインタヴューの際も、我が国の国連安保理常任理事国入り問題、米大統領選挙、イラクに対する支援から、インド洋の給油活動問題等々が質問されたが、予想していなかった国・地域の情勢について質問されても、文句は言えないので、そうした事態にも対処できるよう、試験直前には、インターネットでCNNやNHKのオンラインニュースばかり見ていた。

    (2)試験当日:

    (イ)試験会場である巣鴨のJTBトラベルカレッジに入ると、まず、大教室でインタヴュー・シートを書かされるが、これには前述した、自分なりに練り上げた案を記入した。

    (ロ)いよいよ、本番の二次試験インタヴューで、自分の順番となり、インタヴュー・ルームに入ったが、ネイティヴ(但し、国籍は分からなかった)と日本人の2名が迎えてくれた。御両名とも、さわやかで明るい紳士然とした人たちで、非常に感じが良く、余り緊張も感じないで、試験に臨むことができたところ、この場をお借りして、御礼を述べたい。

    (ハ)まずは、自己紹介も兼ねつつ、インタヴュー・シートに沿って、仕事や特技(注:私は、英語以外でできる他の外国語のことについて少々質問された)、今まで滞在した外国について質問を受けた。

    (ニ)その後、徐々にインタヴューは本格化し、国連英検特有のそれとなったが、国連安保理常任理事国入り(*我が国が、常任理事国入りすることのメリット・デメリットに関する質問)、イラクへの支援(*我が国が支援することの意義)、インド洋の給油活動問題(*我が国が支援することの意義、更に、他の人的、資金的、物資面での貢献と比較して、給油活動が何故望ましいのかに関する質問)等々であった。米大統領選挙の動向、民主党と共和党が政権をとった時の外交・内政への影響(例:対イラク政策、米国内の経済政策等)について質問されたが、幸いなことに、すべて一応想定内の質問だったので、淀みなくと言う訳には行かなかったものの、一応、自分の考えを、簡潔に述べることができた。

    (ホ)答え方としては、試験官の質問に対して、「1」自説を延々と展開する方法や、「2」一つ一つの質問に、短く簡潔に答え、次の質問を引き出す方法等色々な方法があると思うし、それぞれがTPOに合わせて有効なのであろうが、自分は、少なくとも、今回は、後者「2」の方法を取った。

    (ヘ)なお、試験官とのやり取りは、終始和やかに行なわれ、試験官の御両名が、私から、答えを引き出そう、引き出そうとしてくれるのを感じて嬉しかった。手応えを十分に感じつつ、試験会場を後にした。

    (3)最終結果通知:

    1月25日、国連協会から、有り難くも、2次試験「合格」結果通知書を頂いた。「Comprehension」が「9」、「Speaking」は、「Pronunciation」、「Fluency」、「Structure」及び「Vocabulary」ともいずれも「8」、「Communication」は「9」、「Knowledge(International Affairs)」は「9」で、総合評価は「9」であった。二次試験の受験後感は、前述の通り、悪くはなかったので、結果を謹んで受け入れた。

  4. 結びに代えて:
  5. (1)英語の試験で合格するのと、英語を使いこなすようになれるのとでは、格段の違いがあると思う。であるから、これからも、TOEIC等他の英語の試験を受験して、スコアを伸ばすよう心がけるなど、ますます精進し、自分の英語力の維持・改善に努めていきたい。

    (2)今回の合格は、偏えに、センターの職員の方々や、二次試験の試験官の方々、三修社の方々や、テソーラハウスの小林校長やクリス先生等々、私を合格に導いてくださった方々全員に負っているところ、大いなる感謝を捧げつつ、私の合格体験記を終わりたい。私の体験記が、これから受験される方々の何らかのお役に立てれば幸甚です。

島 勝秀 さん (埼玉県)

取得資格:TOEIC 955点,TOEFL 600点,実用英検 1級

[合格コメント]

国連英検の試験対策は、英語力をつけるための勉強をするのではなく、英語を使って知識を得るという目的意識を持つようにしました。時事問題や国際情勢、世界各国(日本を含む)の文化や風習を英語で吸収し(インプットし)、それを論理的に書いたり話したりする(アウトプットする)ことを日常から心がけました。
詳細まで知っている、分かるということも大切ですが、大事なことを幅広く知り、最低限そのトピックについて自分の意見・主張が言えるようにしておくのがいいと思います。
語彙に関しては、分からないものはひたすら辞書で調べて、正しい意味・ニュアンス・使い方を覚えるべきだと信じています。(それは日本語の語彙でも同じだと思っています。)
受験前の準備のプロセス、そして1次・2次試験とも試験自体がとっても楽しかったです。

西村 剛也 さん (東京都)

取得資格:実用英検 1級
留学経験:高校時代(英国留学)等

[合格コメント]

今回、特A級に合格することができました。対策としては、1次試験においては、単なる英語力(文法、語彙、読解)の向上だけではなく、国連に関する知識が必要です。国連憲章もよく読んでおいたほうがいいでしょう。

また、日頃から英字新聞や雑誌、放送等の媒体を通じ、国連を含め国際情勢に継続的に関心を持ち、様々なテーマについてパラグラフにする練習をしておくことが必要ではないでしょうか(作文力も問われるので)。

2次試験では、Fluencyだけでなく、Speakingの構成、文構造及び表現の精確さも評価対象であり、国際情勢に関する時事問題の知識も必要です。

国連英検合格を一つの通過点として、これからも国際平和と安全の維持に主要な役割を果たすべき国連の活動に関心を持ち続けていきたいと考えます。

2007年度第1回試験 合格者

師岡 美紗子 さん (東京都)

取得資格:TOEFL(CBT) 270点,実用英検 1級

[合格コメント]

日本国内における最難関の英語検定ともいわれる特A級にチャレンジし始めたのが1年前。一次試験は一発合格したのですが、二次試験の面接にはなかなか合格できず、今回が3回目の挑戦でした。
実用英検とTOEFLも受験経験がありますが、国連英検は国際政治・経済や時事問題に関する知識が求められる点でそのどちらとも異なっており、当時大学入学直後であった自分にとって知識不足が一番の敗因となっていました。

今回合格できたのは1年半の大学での勉強の中で自然とそれらの知識が身についたから、ともいえると思います。しかし、知識云々よりも最も大切なのは、それらの得た知識をいかに英語で説明し、それに関する意見を英語でいかに自在に述べられるか、であると思います。そのためには、やはり日頃から英語を聞いたり話したりしてみることと、テレビのニュースや新聞から時事関係の知識を得ることとの両立が不可欠です。

大変なことだとは思いますが、そのような過程を経て勝ちとった合格の喜びはひとしおです。
これからチャレンジされる皆さんが実力を十二分に発揮して合格されることをお祈りいたします。

下 開之 さん (千葉県)

[合格コメント]

国連英検のSA級に受かることができてとてもうれしいです。

初めての挑戦でしたが、国連に関する本を読んだり、世界情勢を知るためにインターネットで調べたり、とても楽しく興味を持って勉強を進めることができました。

一次試験では、選択問題に時間をかけていると後の長文読解やエッセイで時間が足りなくなってしまうので、わからない問題があればその問題は置いといて次の問題にすぐ進み、後で時間が余ったら戻って考え直したほうがいいと思います。

二次試験の対策では、NewsweekやTimeなどの雑誌を読み、世界の様々な時事問題とそれに対しての自分なりの意見をある程度まとめました。自分の興味を惹く記事だけでも、読んでいるとそれなりに世界の情勢がわかり、それに対しての自分の意見・考えに自信がもてるようになると思います。
面接では緊張せず、自分の意見をしっかり持ち、はっきりと試験官に伝えることが重要です。ほかにはなるべく気楽になり、試験官との会話を楽しむぐらいの感覚で臨むのがいいと思います。

今回の試験に合格して、自分の英語力に自信がつきました。今後も英語の勉強を頑張りたいと思います。
ありがとうございました。

加藤 小夜子 さん (神奈川県)

取得資格:TOEIC 975点,実用英検 1級,G-TELP Level1
留学経験:なし

[合格コメント]

先ずは一言 言わせてください。
「やった!とうとう合格した!うれしい!!やった!やった!!やったああ!!!」 v^o^v
文頭から感情むき出しのレベルの低い始まりで大変恐縮です。しかしSA級合格はその位うれしいものです。

今までの英語学習がこの様に評価されるのは今後の自信につながります。国連英検の関係者の皆様、ありがとうございました。

さて、英語学習についてですが、私はCBSのon-linenews(CBSのフォーマットが一番使いやすいと思います)を録音し、毎日かかさず開いています。インターネット等で世界情勢を英語で学び、日本人として、どの様に考えるべきかを意識しながら、2次の面接に臨みました。

最後に、試験当日の自分なりのpsyche-up ritualsを用意することをおすすめします。
ちなみに私のは、IL DIVO&Celine Dionの“I Belive In You”を聞きながら“Red Bull”を飲むことです。

池田 和樹 さん (東京都)

取得資格:TOEIC 920点,実用英検 1級,観光通訳ガイド
留学経験:英国駐在経験あり(2年半)

[合格コメント]

製薬会社に勤務しております。英国駐在から帰国後、業務において英語を使う機会はあるものの、その頻度はかなり減ってしまったため、英語の勉強を継続するモチベーション維持の目的で国連英検を受験しました。各級のレベルがわからなかったため、まずは試しに昨年秋A級を受験した結果、合格出来たので、その勢いで今回特A級に挑戦してみました。

準備不足のため、一次試験では特に国連関連事項に関する設問がほぼ全滅だったことが響き点数はギリギリでした。二次の面接においては、全体的にはスムーズに進んだものの、PKO等、国連の活動に関するいくつかの細かな質問に対して推測で答えた部分があり、予想通りKnowledge(International affairs)の点数は低くなってしまいましたが、総合点は9点で何とか、一回で合格することが出来ました。

A級、特A級を通した私の印象としては、両級共に一次試験における読解問題がかなり難解であり、最大のハードルであると感じました。合格のために最も重要な条件は、語彙力と読解力ではないかと思います。ちなみに、私が英検1級を取得したのはかなり昔なので比較は難しいのですが、恐らく特A級は、英検1級以上の難易度ではないでしょうか。

昨年秋、今回と続けて国連英検を受験したことをきっかけに、世界で起きている様々な問題に今後はもっと目を向け、国連の役割、活動について理解をより深めていきたいと思います。ありがとうございました。

松島 しげみ さん (静岡県)

取得資格:TOEIC 985点,実用英検 1級,通訳技能検定 2級
留学経験:なし

[合格コメント]

「国連英検特A級合格への道のりは、長かったな。」と思いながら合格の喜びにしみじみと浸っています。
思い立って英語の「やり直し学習」を始めて10年たちました。この間、いつも目の前に資格試験への挑戦というハードルを置いて自分なりに一つずつクリアしてきました。資格試験は私にとって、英語学習を継続する上での具体的な動機付けと通過目標であったと思います。

2次試験に臨み、最初に面接官から問われたことは「あなたはなぜ国連に興味をもったのですか」ということでした。実は、私は、最初から国連という組織に興味があったのではなく、時事英語を英語教材として学習していくうちに、視野が広がり、国内で起こる事件のみならず世界でめまぐるしく起こる事件にも興味を抱くようになったのです。とりわけ飢餓に苦しむ発展途上国の人々や紛争地域で命を失う無辜の民の現実を知る程に深く心が痛み、日本人が戦後いかに平和を享受してきたかを実感するようになりました。私は自分なりに世界を見つめるようになった経緯を率直に述べつつ「今では自然に心から平和を願うようになりました。」と答えました。

そして「その延長線上に様々な課題を抱えながらも世界平和を構築する為に尽力する国連があり、この組織はかけがえのないものであると思えるようになりました。」と答えました。
面接官の先生達との会話は大変緊張しましたが、私の拙い英語力を先生方がフォローして下さったおかげで、「大人の会話」が楽しめました。

東 城一 さん (東京都)

取得資格:TOEIC 975点,実用英検 1級,通訳案内士(英語・韓国語)
留学経験:なし

[合格コメント]

職場で勧められ、国連英検に初挑戦した。国連全般について勉強し、国際情勢に対する自分の意見を整理する上でいい機会となった。以下に私が取った試験対策を述べる。

<一次試験>
試験まで1ヶ月しかなかったので速読の訓練に力を注いだ。読解問題を極力短時間で解いて、配点の高い作文に時間をかける作戦である。自分を追い込むために限られた通勤時間に英字新聞を読むという方法をとった。作文対策も兼ねて論評を中心に読むようにした。

<二次試験>
直前対策として国連英検テキストを音読したり、何度も読み返したりしたが、それだけでは不充分である。普段から日本の新聞をくまなく読み、様々な事案について自分の言葉で説明や議論ができるようにしておくことが鍵となる。

以上、短期間の準備でも合格が狙える試験なので多くの方に挑戦してほしい。

更家 杏奈 さん (東京都)

取得資格:実用英検 1級

[合格コメント]

SA級のために、“わかりやすい国連の活動と世界” 国連英検指定テキストを何回も読みました。
国連に関する知識は欠かせないと思います!

また、インターネットで英語のニュースを読んだりしました。
www.time.comをお勧めします。頑張ってください!!

鈴木 健太郎 さん (熊本県)

取得資格:TOEIC 960点,TOEFL 610点,実用英検 1級,証券アナリスト 2次試験合格
留学経験:なし

[合格コメント]

私は英検,TOEIC,TOEFLの受験対策校の教員をしており、今回 国連英検の対策講座を開設したいと願って特A級を受験いたしました。

受験に際しては以下の書籍を使用いたしました。
(1)「わかりやすい国連の活動と世界(改訂版)」2007年三修社
(2)「国連英検特A級過去問題2001〜2004(総集編)」三修社
(3)「2006年度版 国連英検過去問題集特A級/A級」三修社
(4)「国連英検2次試験対策、英語で身に付ける国連知識」三修社

(1)は1次試験の最初の10点(国連関連知識が問われる)を取るために重要です。試験前に何度も読み返して下さい。あとの方の問題が難しいので、この最初の10問で点を取らなければなかなか合格点が取れないと思います。(2)は解答のみで解説がないのが難点です。

2次試験に際しては(4)に付いているCDを暗記する位まで聞いて臨みましたが、国連機関に関しては聞かれず、日本国憲法第9条により自衛隊の国際貢献活動が制約されていることをどう思うか等の質問がありました。

田中 千佳子 さん (東京都)

取得資格:TOEIC 960点,実用英検 1級

[合格コメント]

念願の国連英検特A級に合格して、とても嬉しいです。一次試験は一回で合格しましたが、二次試験は一度失敗し、今回が再挑戦となりました。以下は、一次、二次対策で特に重点を置いた点等です。

一次
とにかく文章量が膨大なので英字新聞や雑誌(Newsweek等)を大量に読み速読、速解に慣れるようにしました。ライティング対策としては、テーマを決めて試験と同じ文字数内でまとめる練習をしました。

二次
様々な国際問題について自分なりの意見を持ち、質問されたらすぐに対応できるように、記事を読んだ直後に要約や意見をまとめる癖をつけました。又、一度目の失敗を教訓に今回は、発音やコミュニケーション能力の向上にも努めました。

国連英検特A級は他の英語の試験と比べて格段に難しいので、一次、二次とも付け焼刃ではどうにもなりません。時間をかけて実力をつける事が大切だと思いますが、だからこそ、合格に向けて勉強していく過程で得るものも大きかったと思います。
今後も日々、英語力の研鑽に励みたいと思います。

飯島 淳之亮 さん (東京都)

留学経験:イギリス

[合格コメント]

現在、企業通訳の仕事をさせて頂いていますが、国連の試験がとても有意義な経験となりました。チャーターの内容、歴史的背景を学ぶ事により、国際事情のより深い理解につながりました。

コフィー・アナン前事務総長のノーベル平和賞受賞記念講演の内容にも、大変共鳴しました。英語の勉強を通して、東洋における日本の文化や精神を振り返り、異文化や社会の良い点、悪い点をしっかり識別し、1日本人として国際平和への意識を高める事の重要さを感じています。

アナン前事務総長のスピーチは「わかりやすい国連の活動と世界」という国連英検指定テキストに載っています。是非 その内容について、熟孝してみて下さい。

松本 佐紀子 さん (大阪府)

取得資格:TOEIC 975点,実用英検 1級,通訳技能検定 2級
留学経験:なし(インドネシアに2年間、日系半導体メーカー勤務)

[合格コメント]

栄誉ある国連英検特A級に、思いがけず一度で合格することができ、大変嬉しく、光栄に思っております。国際情勢を身近に感じ、自分の意見を持つきっかけになりました。要素毎に採点の内訳がわかり、弱点を克服する励みになります。通訳・翻訳者ですが、通訳学校(インタースクール)や勉強会に通い、世界情勢を題材として勉強(スピーチの通訳や記事の速訳など)していることで、知識がついていたのではと思います。

一次試験:

  • 集中力が必要であり、限られた時間に多くの微妙な問題を解くために、まず設問に目を通し、答えを考えながら課題文を読むのが良いと思います。
  • 小論文は、「1」結論 「2」理由等 「3」結論の形にするのが良いと思います。

二次試験: 一次試験は諦めていましたので、限られた準備時間でしたが、次のことをしました。

  • 過去3ヶ月の「新聞ダイジェスト」、2ヶ月の「茅ヶ崎月刊英語教本」の国際記事を確認。
  • 環境問題理解のため、ゴア氏の「不都合な真実」のDVDを視聴。話し方も参考に。
  • 北朝鮮、中東、環境等の主要問題をインターネットで調べ、要点と意見を箇条書き。
  • 本番では、反論されたり、想定外の質問があっても、知っている限りで意見を述べる。
  • 本番前に軽く肩などを動かして力を抜き、楽しいと思うようにする。

とても勉強になりました。これからも課題に取り組んでいきたいと思います。

鈴木健太 さん (東京都)

取得資格:実用英検1級(文部科学大臣奨励賞),TOEIC 975点,TOEFL(旧CBT) 280点,通訳技能検定2級
留学経験:父の仕事の都合上、9年程フィリピン共和国へ

[合格コメント]

国連英検は、単なる英語力の試験ではなく、英語の国際関係・教養知識における「運用能力」の試験であると感じました。その為、能動的に英語を使っていく学習方法が望ましいと思います。

特に1次試験のセクションVII、およびエッセーについては、特にその必要性があると感じました。たとえば、セクションVIIについては、一般的なボキャビルだけでは対応ができないと思います。微々たるニュアンスの違いを意識し、英英辞書を用いて、類語などとの違いを把握しながら学習することが求められていると思います。また、単語と熟語のニュアンスを酌む為にも、生きた英文に日常的に触れておく必要があると思います。

エッセーについては、しっかりと体系だてて自分の意見を論理的に書くことに慣れなければならないと思います。アウトプットは単身ではなかなか難しいので、友人と互いに練習する、などの個別的な対策が必要となるかもしれません。

2次試験は、話題提供などでかなり関与することができるので、しっかりと自分の意見を伝え、興味を引くことが大事だと思います。もっと話をしたい、自分の考えを伝えたい、と面接で思えるぐらいに自分の熱意をきちんと整理していけば問題はないと思います。

合格後もあらゆる分野について、勉強を続けなければ、と思わせてくれる試験だと思います。自分もこれからも頑張っていきたいと思います。

山田 洋平 さん (米国 New Jersey州)

取得資格:TOEIC 980点,TOEFL: 667点(PBT),実用英検 1級
留学経験:無し

[合格コメント]

まずは、国連と国際問題に対して強い関心を持つきっかけを与えてくださった、UNATEの皆様と面接官の2名の方々に、この場をお借りして厚く御礼を申し上げたいと思います。名誉ある国連英検特A級に初挑戦で無事合格することができ、非常に嬉しく、そして誇りに思っております。

大変僭越ではありますが、以下に私からの合格コメントを述べさせていただきます。将来の受験者(合格者)の皆様にとって、少しでも参考になれば幸いです。

【筆記】:

「国連の活動と世界」をしっかり読むと良いと思います。国連に関する幅広い知識が問われますが、範囲としてはこれ一冊で十分です。

前半では、英検1級・国連英検A級・TOEFL・TOEIC等とは比べ物にならないくらい、高い英語力が要求されます。自分が良いと信じる方法で、特に読解力と語彙能力を高める努力を日頃から続けることをお勧めします。

エッセイでは、国連や国際問題に関する知識だけではなく、自分なりの意見も必要とされます。常に国内外の出来事に対して、強い関心と問題意識を持つように心がけてください。

【面接】:

筆記以上に、最近の国連や国内外の諸問題に関する自分なりの強い意見と、それをサポートする理由が求められます。

私の場合、回答の内容には未熟な部分が沢山あったと、面接の後になって色々と反省しておりました。しかし、それでも7つの評価項目全てにおいて、満点(10点)をいただくことができました。

もちろん、特A級に合格するには、高い英語力と国連・国際問題に関する幅広い知識は必須です。しかし、最後はどれだけ国連の崇高な理念に共感し、世界の平和と安全を心から願い、情熱と信念を持って自分の思いを訴えることができるかだと思います。面接官も感情のある人間ですし、面接には模範解答なんてものはありません。そのような日本人らしい、熱くて前向きな姿勢で臨むと良いと思います。

ぜひ最後まで自分を信じて、頑張ってください。応援しております。

鶴田 想人 さん (滋賀県)

取得資格:実用英検 1級
留学経験:カナダ交換留学(10ヶ月)

[合格コメント]

中学生の時からの憧れだった特A級に合格することができ、とても嬉しく思います。

国連英検について気に入っているのは、範囲も(僕が受験した時までは)対策本も存在しないということです。日々の地道な努力から趣味の読書まで、全てが報われる試験だと思います。準備をした際も、試験のために勉強するのではなく、勉強をするためにこの試験を受けるのだという気持ちで挑みました。

僕は環境にも恵まれていました。近所や学校には興味の近い先生方や友達がいて、国際情勢などについて色々教えてもらったり、話し合ったりすることができました。また、食事中のBBCに付き合ってくれた家族の協力もありました。この場を借りて感謝したいと思います。

今回の合格を励みにして、また特A級の名に恥じないよう、これからも勉強を楽しんで続けていきたいと思います。

木本 聡子 さん (東京都)

取得資格:TOEIC 960点,実用英検 1級

[合格コメント]

私は、過去に開発途上国の税務職員に対する技術支援に従事した経験から、国際機関の活動に興味を持っていました。また、外国人に対する支援という仕事の性格上、高い英語力を常に維持する必要があり、機会を見つけては各種の英語検定試験を受験していました。そうしたところ、国際理解と国際協力の普及運動の一環として国連英検が実施されていることを知り、挑戦してみようと思いました。

国連英検は、国連に対する理解と協力を深めるという実施目的がありますので、何よりも国連や国際情勢に関する理解が不可欠であると思いました。そのため受験に当たっては、できるだけ多くの英文記事を読み、今、世界で何が起こっているのか、それに対して国連がどの様に関わっているかを理解するように努めました。具体的には Economist,Independent,International Herald Tribune ,UN News Service等の記事をインターネットで検索し、イラン・イラク・北朝鮮・スーダン・パキスタン・中東・地球温暖化等、最近の話題を読むことを日課にしました。記事を選択する際には、日本語の新聞の国際欄でトピック的なことをまずチェックし、それから英語の記事に当たるという手法をとりました。こうすることにより、効率的に記事を検索したり、記事の内容をスムーズに理解することができました。

また、一連の記事の要点を抽出して、各々の出来事の原因や背景をまとめるという作業もしました。実際に書くという作業をしたことで、何が論点なのかを正確に理解し、確実に記憶することができました。

国連英検特A級は、ネイティブでも難しいと唸らせるような試験です。そのような試験に合格した者として恥ずかしくないだけのレベルを維持するため、今後とも自己研鑽を続けていこうと思っています。

*順不同。お名前や写真、合格コメント等は各合格者様の了承を得て掲載させて頂いております。